2025年2月6日放送の『あさイチ』では美容医療のトラブルとその対策法について紹介されました。
最近、美容医療が増えていますが、それにともなってトラブルも増えているそうです。
実際のトラブル例や直美の問題などをふまえ、その対策方法について、日本美容外科学会理事の原岡剛一さんが解説してくれました。

役に立つ情報だったのでまとめましたので、ぜひご覧ください。
美容医療トラブル
・ボトックス注射
・しみ取り
・医療脱毛
・アートメイク
・シワ・たるみ治療(レーザー)
・まぶた(埋没法・切開など)
・乳房増大
・脂肪吸引
・フェイスリフト
・顔面輪郭形成
上の事例のように、美容医療が身近になっていますが、その分トラブルも急増しています。
美容医療トラブルの例
番組で紹介された美容医療トラブル例です。
40代女性の例(山口さん)
8年前に豊胸手術(アクアフィリングを胸に注入する)を受けた山口さんの例。
医師からはリスクについて十分な説明を受けませんでしたが、数年後にアクアフィリングの危険性が学会で発表されます。
危険性を感じた山口さんは別の病院で除去手術を受けましたが、そこで体調不良にみまわれて、痛みで寝られず、腕も上げることができませんでした。
最終的には3回、大学病院で手術して回復しましたが、最初の美容施術で細菌が体にまわってしまったことが原因でした。
美容医療の現状・直美の問題
原岡理事によると、最近は「直美」と呼ばれる医師が増えているそうです。
「直美」とは、専門的な研修を受けずに美容医療の医師になるという意味です。
医学部を出て医師免許取得後は、通常2年間の臨床研修を経て、その後は専門研修を3年以上受け、そして専門医となります。
「直美」は2年の臨床研修を受けた後、3年の専門研修を受けずに美容医療の医師になるということです。
決して「直美」の医師がダメだということではありませんが、原岡理事によると、専門研修を受けた医師と比較すると直美は経験が薄くなり、上の山口さんの例のような合併症に対応できなかったりすることもあります。
そのため、それがトラブルにつながっている側面があるそうです。
美容医療トラブル対策①クリニック選び
美容理容のトラブルを避けるためにも、しっかりとしたクリニックを選ぶのが重要です。
●クリニック選びのポイント
・SNSを過信しない
・2〜3箇所のクリニックの話を聞く
医師の経歴
医師の経歴をしっかりチェックしましょう。形成外科専門医・皮膚科専門医などの資格を持っているかどうか確認します。

さきほどの「直美」についてもチェックポイントになりそうですね。
SNSを過信しない
SNSの写真のほどんどが成功例です。過信しないようにしましょう。

SNSは✨キラキラ☆✨した画像が多く憧れてしまいますが、要注意ですね。
2〜3箇所のクリニックの話を聞く
複数のクリニックで医師の話を聞き、納得できたところを選びましょう。メリット・デメリットも受け入れたうえで選びます。
このほか術後の経過観察(アフターフォロー)を見る体制を整えているかどうかもチェックポイントです。

原岡理事によると信頼材料の一つになるとのこと。
美容医療の適正価格はない
番組視聴者から「美容医療の適正な価格が知りたい」という質問がありました。
しかし美容医療には適正価格というものがなく、複数の美容クリニックで価格を確認して個人で決めていくしかないというのが現状です。

「自分でしっかり情報を集め、美容医療のリテラシーを高める努力が必要」、と原岡理事。
美容医療トラブルの相談窓口
美容医療トラブルの相談窓口として番組では次の2つの機関が紹介されました。
・「医療安全支援センター」:医療に関する苦情・心配
・「消費者ホットライン」:契約内容などに関して(局番なし「1881」番)
なお以前、「美容医療のトラブルの相談はどこにしたらいい? トラブルから身を守る方法についても!」という記事を書いています。
こちらの記事もよろしければご参照ください。
まとめ
この記事では、2025年2月6日放送の『あさイチ』で紹介された美容医療トラブル対策についてまとめました。
美容医療トラブルを避けるためには、美容クリニック選びが重要ということが分かりました。
また、
・本当にその施術が自分に必要なのか
・価格が適正か見極める
ということも自分でしっかり考えることも大切なようです。
今回の記事、あなたのお役にたてたら嬉しいです。
「クローズアップ現代」ではGLP-1ダイエットの危険性について紹介しています。
↓よろしければこちらをポチッとお願いします↓