国家資格と聞くと、難易度が高くて取得するのが大変そうだと思われる方も多いでしょう。
しかし国家資格の中には実はあまり難しくなく主婦が独学でも取れるものあります。
国家資格があると社会的な信頼や信用が得られるだけでなく、就職や転職にも有利になります。また、家事や子育てにも役立つ知識やスキルを身につけることができます。
この記事では、難易度がそれほど高くなく主婦が独学でも取れる国家資格を6つ紹介したいと思います。
これらの資格は他の国家資格と比べると、必要な勉強時間も比較的少なく試験の合格率も高いものばかりです。
主婦の方でもチャレンジしやすい資格ですので、ぜひ参考にしてみてください。
独学で主婦でも取れる国家資格
今回紹介するのは次の6つの国家資格です。
・ファイナンシャルプランナー(FP技能士)
・ITパスポート
・ウェブデザイン技能士
・調理師
・介護福祉士
登録販売者
試験概要 | 120問・全問マークシート |
受験料 | 15,000円前後(都道府県によって異なる) |
試験日 | 8月下旬〜12月中旬(都道府県によって異なる) |
難易度 | 中程度 |
合格率 | 50%前後 |
「登録者販売」は2009年にできた比較的新しい国家資格で、筆記試験のみです。
試験は覚えることがとても多いですが未経験者でも比較的取得しやすい資格で、主婦の間で人気になっています。
ドラッグストアーやホームセンター、コンビニなどで需要がありますので、特に転勤族を夫に持つ主婦にとっては、夫の赴任先で役立つ資格といえるでしょう。
なお、試験は原則として全体の70%以上の正解が必要です。
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ファイナンシャルプランナー(FP技能士)
試験概要 | 60問・全問マークシート |
受験料 | 8千円 |
試験日 | 1月・5月:9月の日曜日 ※2024年詳細参照 |
難易度 | 比較的易しい |
合格率 | 70〜80% |
(上記は3級の場合)
「FP技能検定」は保険業・金融業・不動産業など活躍できる人気の資格です。
試験は「学科試験」と「実技試験」の2つからなります。
「FP技能検定」は学科試験と実技試験がありますが、2024年4月CBT方式のネット試験に完全移行する予定です。
試験日など詳細は、こちらのページを参照ください。(※1)
「FP技能検定3級」は合格率が70%と高めで、学習時間についても宅建が合格のために最低500時間要するのに対し、3級では約100時間程度とも言われています。
3級は入門編的な資格なので独学で十分狙える資格ではないでしょうか。
なお、「FP技能検定」は「きんざい」と「FP協会」の2つで行われいますが、学科試験に関しては試験日や試験料などは同じです。
金融業界への転職を考えているのであれば、まずは3級に挑戦してみてはいかがでしょうか。
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ITパスポート
試験概要 | 100問・4肢択一 |
受験料 | 7,500円 |
試験日 | 月に複数回(都道府県によって異なる)詳細※1参照 |
難易度 | 比較的易しい |
合格率 | 50% |
「ITパスポート」は2009年にできた比較的新しい国家資格です。
試験はパソコンを使ったCBT(Computer Based Testing)という方式で実施されます。試験会場のパソコンを使って受験します。
「ITパスポート」はIT業界やビジネスの現場で役立つ知識を身につけられます。
受験資格がなく、試験日も年に最大で60〜65回、最低でも20〜25回ほど実施されていることもあり、比較的取得しやすい資格です。
試験日は都道府県によって異るので、こちらのページを参照ください。(※1)
ただし、専門性が低くアピール力が弱いとうい一面もあるため、ITパスポートの上位レベルの資格「基本情報技術者」を取得するという人もいます。
「基本情報技術者」も同じ国家資格で、ITエンジニアの登竜門として人気があり、就職・転職に有利です。
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ウェブデザイン技能士
試験概要 | 学科試験:マーク方式(多岐選択法・真偽法) |
受験料 | 1級:4千円 / 2級・3千円 / 3級・2千円 |
試験日 | 2級・3級:年4回 / 1級:年1回 |
難易度 | 級によって異なる(※参照1) |
合格率 | 級によって異なる(※参照2) |
「ウェブデザイン技能士」はウェブデザインに必要な知識やスキルを証明する資格で、就職や転職に有利になることが期待できます。
ウェブデザイナーは在宅で仕事ができることや仕事の獲得もそんなに難しくないため、主婦に人気の仕事になっています。
なお、実技試験は課題選択方式で、ウェブページの制作やデザイン、コーディングなどが出題されます。
「ウェブデザイン技能士」の合格率(※2)は
3級: 約60~70%
2級: 約30~40%
1級: 約10~20%
となっており、上の級に行くほど合格率が低くなっています。そのため、難易度は、
「3級:比較的易しい」「2級:中程度」「1級:比較的難しい」と言えるでしょう。
なお、合格ラインは学科・実技ともに100点満点中の70点以上です。
まずは「3級」を取得し、ウェブデザインの仕事をしながら2級→1級と目指していくという手もあります。
調理師
試験概要 | 学科試験:60問・マークシートによる四肢択一方式 |
受験料 | 6千円〜7千円(都道府県によって異なる) |
試験日 | 基本年に1回(都道府県によって異なる) |
難易度 | 比較的易しい |
合格率 | 65〜70% |
「調理師」の試験は「学科試験」と「実技試験」からなります。
受験資格は飲食店や給食施設など、実際に調理にかかわる仕事を2年以上経験していること。正社員でなくてもアルバイトやパートでも問題ありません。
ただし、「1日6時間以上かつ週4日以上の勤務」が条件で、受験には「実務経験証明書」を発行してもらう必要があります。
「調理師」資格は合格率も比較的高く、2年間の実務で経験を積めば試験自体は十分独学が可能です。
病院や宿泊施設の調理部門での勤務、イベントで「フード店参加」でも活きる資格です。
将来自宅を改装してカフェをしたいというのであれば、2年間飲食業で働いて資格取得の勉強をしてみるのもいいですね。
介護福祉士
試験概要 | 125問・五肢択一式のマークシート |
受験料 | 18,380円 |
試験日 | 年に1回(学科試験・実技試験と試験日が異なる) |
難易度 | 比較的易しい |
合格率 | 70%前後 |
介護福祉士は介護の資格の中で唯一の国家資格です。 試験に合格し登録すると国に認められた「介護職員」として活躍することができます。
試験は筆記試験と実技試験に分かれます。
受験資格は、福祉系の学校を卒業していなくても介護施設で3年以上の実務経験を積み、実務者研修を修了すると得られます。 (実務試験は免除されます)
介護福祉士の合格率は約70%ほどと高く、介護施設で働きながら勉強をしているという人が多いようです。
近年は「介護」の需要が高まってきています。介護業界への転職やステップアップをするにはおすすめの資格です。
現在「介護業界」の勤務条件が厳しい(勤務時間や勤務内容に見合ったお給料ではない)といった面もありますが、今後「高齢化社会」になることを考えれば、職にあぶれるということはないでしょう。
また、両親などの介護など自分の家庭でも知識が役立つというメリットもあります。
まとめ
この記事では、独学で主婦でも取れる国家資格についてまとめました。
筆記試験のみで独学でも合格可能なものから、実技試験があるものまで6つの国家資格をご紹介しました。
転職や社会復帰・夫の転勤などを考慮し、自分に合った勉強しやすいものを選んでみてください。
近い将来、働く予定がなくても資格の勉強で日々の生活にハリが出たり、合格することであなたの自信にもつながります。
今回の記事、あなたの参考になれば嬉しいです。
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