2024年7月8日放送の『あさイチ』で家具や家電の転倒防止ワザについて紹介されました。
教えてくれたのは防災機器検査協会の代表理事で家具の転倒に詳しいスペシャリストの内藤昌彦さんです。
家具の転倒防止ワザ
番組で紹介された、地震対策としての家具や家電の転倒防止ワザです。
タンスの上:突っ張り棒+段ボールを使う
寝室にあるタンスの上に地震対策として突っ張り棒を立ててる人も多いと思います。
しかし突っ張り棒2本だけでは家具が相当重たいので支えられるかという問題があります。
更に突っ張り棒が逆に天井を持ち上げてしまい、天井板が弱いと突っ張り棒が地震の際に取れてしまうこともあるそうです。
そこで突っ張り棒だけではなく、「衣類を入れた段ボール箱」をタンスの上に乗せると転倒防止の効果がアップします。
やり方
1)100円ショップなどで売っている滑り止めシートをタンスの上に乗せます。
2)衣類をパンパンに入れた段ボールをタンスの上に乗せます。
3)段ボールを奥の壁側に寄せ密着させます。
※天井とのすき間が2cm以下にするようするのがポイントです!
段ボールは1個・2個ではなく、タンスの上全体に乗せるようにします。
キャスター付きラック:対角ロック
キャスター付きラックを使っている場合には「前方ロック」ではなく「対角ロック」にします。
ロックがついているキャスターを前だけにつけるのではなく、対角上の位置でロックします。
番組で行った実験では、前方ロックではすぐにキャスター付き家具が前に倒れてしまいますが、対角ロックにしたものは、ゆっくりと回転するような動きをするものも倒れませんでした。
なお段ボールの代わりに衣装ケース(プラスチックの箱)を置くと壊れてしまうので、段ボールの方がおすすめです。
本棚:すき間テープ
地震で本棚の本が下に落ちて散乱しないようにするための防止策です。
やり方
100円ショップで売っているような厚さ2ミリ以上のあるすき間テープ(スポンジ・ウレタン製)を用意します。(両面テープになっています)
本棚の本が乗っている底面の一番前にテープを貼ります。(滑り止め役になります)
番組で実験(震度7の揺れを再現)したところ、テープ無しは本がスライドして落ちてしまいましたが、テープをしたものは、本がテープにひっかかり本が落下しません。
食器棚の扉:S字フック
地震で取っ手がついた食器棚の扉が空いて食器が出て割れて散乱しないようにするための防止策です。
やり方
大きめのS字フックを使います(食器棚についている取っ手に合わせます)
扉にS字フックを「S」が寝たような形でかけます。
寝る前や、食器を洗って拭いて食器棚にしまい、もう食器棚を使わないな、というタイミングでS字フックを取っ手にかけておきます。
以上が家具や家電の転倒防止ワザでした。
内藤さんによると、特にマンションの高層階に住んでいるとよく揺れるので、しっかり対策をして欲しいとのことです。
まとめ
この記事では、2024年7月8日放送の『あさイチ』で紹介された家具・家電の転倒防止ワザについてまとめました。
地震の揺れ対策は空き段ボールや100円ショップで売ってるものでできるのでいいですね。
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