2024年11月8日放送の『あさイチ』で池坊直伝の初めてのいけばなについて紹介されました。
教えてくれたのは華道家・写真家の池坊専宗さんです。
使う花の数も少なく複雑ではないので、初心者向けです!
初めてのいけばな:秋の風景
テーマは「秋の風景」。
剣山は使わず稲藁(いなわら)を使います。
材料
・麻ひも
・花器(花びん)
<<花材>>
・エノコログサ:3本
・キク(コギク):1本
・ツルウメモドキ または キイチゴ:1本
花器は縦の細長タイプのものを使います。
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活け方
1)花器に合わせて、稲藁の高さと量を調整します。
・稲藁は花器の1cm下まで来るようにするので、その高さで切ります。
・稲藁の量は花器に対してきつすぎず・ゆるすぎず。
花器に合わせて藁の量を調整することを「込み藁」といいます。
実際、花器に入れて調整してください。
2)稲わらをいったん花器から出して、稲藁を麻ひもで一周巻きます。巻く位置は真ん中ではなく、3分の1のあたりの位置が目安です。
強めに引き締めながら巻いて稲わらの位置を整えて、ひと結びします。
余った麻ひもは、はさみの刃の根元の方を使って切ります。
3)稲わらを花器に入れます。(花器の口よりも1cmほど低くします)
4)エノコログサを稲わらに挿し込みます。ゆったり余白をとるように挿します。
秋の風になびいているような感じを意識します。
5)コギクを挿します。花やつぼみ・葉が上を向くように挿します・
太陽の光を受け止めるような感じで挿します
6)ツルウメモドキまたはキイチゴを挿します。
ツルウメモドキの方は、軽くしならせて角度をつけることもできます。
軽くアクセントになるような感じを意識します。
なお、稲わらに葉っぱが埋もれてしまうようであれば、その葉っぱは取ります。
7)花器に水をたっぷり注ぎます。水差しで少しずつ溢れないように入れます。
8)敷物を上に花器を置いて飾ります。
はさみの持ち方・使い方
はさみの持ち方ですが、親指と人差指の付け根にはさみを持ちます。これだとグラグラするので、薬指と小指で下の柄をきゅっと引きます。
下の柄:薬指と小指で引き上げます。
切る時は刃の根元で切るようにします。
まとめ
この記事では、2024年11月8日放送の『あさイチ』で紹介された池坊直伝の初めてのいけばなについてまとめました。
使う花材も少なく、剣山を使わず難しくなさそうですね。
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