2024年11月10日放送の『趣味の園芸』で春キャベツ栽培の害虫対策について紹介されました。
農薬や防虫ネットを使わないやり方です。
家庭菜園でキャベツをやっている方にとって参考になりますよ。
春キャベツ栽培の害虫対策
キャベツ栽培の最大の敵であるアオムシやヨトウムシなどの害虫。
防虫ネットや農薬を使わない秘策は次の2つです。
・時期をずらして育てる
・キク科の近くで育てる
時期をずらして育てる
キャベツは1年で3回育てるチャンスがあります。
②夏まき秋どり
③秋まき春どり
例えば、モンシロチョウのサナギはサナギで冬を越します。
キャベツに付く害虫の代表のアオムシやヨトウムシは、「幼虫→サナギ→成虫」と同じサイクルを数回繰り返し、冬にはこのサイクルを止めて「冬眠」します。
つまり虫の冬眠中に栽培することで害虫の被害を抑えることができます。
したがって防虫対策には、「③秋まき春どり」をするのがベスト!ということです。
冬越え対策:葉の枚数も大事
冬は虫にとって寒いですが野菜にとっても寒いということになりますので工夫が必要です。
工夫とは苗選びのことです。
冬越えするにはキャベツの葉の枚数が重要ですが、佐倉流有機栽培では、苗の葉は4〜6枚がベスト!
理由はあまり大きくなってから「とう立ち」させないようにするためです。
「とう立ち」とは花を咲かせるために茎を伸ばすことで、この状態になるとそれ以上葉が育たなくなります。
葉が大きすぎてもダメですが、あまり小さな葉を選ぶとキャベツが小さく育ってしまうので注意です。
キク科の近くで育てる
キク科の植物は強い香りなので、モンシロチョウやヨトウカが寄り付きにくいです。
したがって、キャベツの近くにキク科の春菊やレタス等を植えると害虫対策になります。
ちなみにキク科に付くアブラムシとアブラナ科に付くアブラムシは違い、お互い抑制し合います。これも害虫が寄り付かないポイントになります。
以上が害虫を気にせず春キャベツを栽培する方法です。
まさに虫を無視するですね!
まとめ
この記事では、2024年11月10日放送の『趣味の園芸』で紹介された春キャベツ栽培の害虫対策についてまとめました。
農薬やネットを使わない害虫対策は、
・冬眠中に栽培
・キク科野菜で防除
の2つです。
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