2024年9月1日放送の『趣味の園芸』で秋にもうひと花咲かせるための復活術について紹介されました。
暑さで元気がなくなった花を復活させる方法です。
教えてくれたのは園芸評論家の奥隆善さんです。
この記事では番組で紹介された復活術についてまとめました。
番組を見逃してしまった方、メモ取り忘れてしまった方は是非お読みください。
花の復活術
園芸評論家の奥隆善さんがおススメの復活術は次の4つです。
・追肥
・BS剤
・切り戻し
・植え替え
それぞれ順番に紹介します。
追肥
肥料を加え追肥を行います。
追肥はどんな肥料をどう与えればいいのでしょうか。
ポイントは「液体肥料」と「固形肥料」の2つを併用します。
・固形肥料(緩効性化成肥料):水に溶けてすぐ効く成分とゆっくり長く効く成分を含む。根の回復に合わせて徐々に吸収する。
液体肥料は土に残った肥料を流し切るつもりで(鉢の下から流れ出る位)たっぷりとかけます。根が弱っていても、葉から水が吸えるように、葉や茎、全体にかけます。
固形肥料(緩効性化成肥料)は、規定量の半分程度を土の上に置きま、指で少し押し込みます。
なお奥さんによると、お花に次のような症状があるとチッ素・リン酸・カリウム不足が原因なのだそうです。
リン酸:全体的に花が少ない
カリ(カリウム):花がすく痛み花持ちが悪い
BS剤
植物に活力を与えるBS剤。サプリメント的なもので最近注目されています。
ちなみにBSとは「バイオスティミラス=生物刺激」の略で、BS剤は生物刺激剤(バイオステュミラント)となります。
BS剤には次の4つの効果があります。
②光合成の促進により茎や葉もしっかり育つ
③環境ストレスなどへの耐性が高まる
④食物が育ちやすい土になり、根がよく伸び根量が増える
BS剤の使い方はとても簡単です。
・スプレータイプのもの:直接葉にかける
・薄めて使う液体タイプ:土へ注ぎ入れる
なお、肥料の中にはBS剤の成分が含まれているものもあります。
切り戻し
思い切って花や茎を切って仕立て直すノウハウです。
枯れ葉であっても(茎にその葉しかない場合)残します。
茎に葉を残す理由は、葉がないとその花が光合成が行えなくなるからです。
◎注意!!◎ ニチニチソウ、ポーチュラカは秋の切り戻しには不向きです。
(涼しくなって切ってしまうと花が咲かなくなってしまいます)
植え替え
簡単な植え替えのワザです。
育ちすぎで花が少なくなったりなどしてしまうので植え替えを行います。
・花が少ない
・下葉が黄色い
・鉢の底穴から根がはみ出す
このような症状になったら植え替えしましょう。
番組で紹介された植え替えはとても簡単!鉢のまま植え替えします。
新しい鉢は、元の鉢より大きめのものを使います。
新しい鉢に土を半分位を入れ、真ん中に穴を掘って元の鉢を置きます。
こうすることで、根が新しい用土に触れて刺激になり、鉢から伸びた根や葉、茎もよく伸びるようになります。
※鉢底から根が見えていない場合は鉢から抜いて植え替えます。
秋に育てやすい花
これから秋に向けて植えると育てやすいおすすめの花として、次の4つが紹介されました。
・ジニア(百日草)
・ゼラニウム
・ペンタス
ゼラニウムは今(9月)から植えると、越冬して翌年も楽しめます。
まとめ
この記事では、2024年9月1日放送の『趣味の園芸』で紹介された、秋にもうひと花咲かせるための復活術についてまとめました。
教えてくれた奥隆善さんの著書
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