あさイチ【女性のひきこもり!40代女性のケースと解決策や安心できる居場所】 | 子なし夫婦の楽しい生活

あさイチ【女性のひきこもり!40代女性のケースと解決策や安心できる居場所】

あさイチ【女性のひきこもり!40代女性のケースと解決策や安心できる居場所】 情報
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2023年7月31日放送の『あさイチ』で女性のひきこもりが増えていると話題になっています。

 

統計によると、15歳〜64歳の50人に1人、推計146万人がひきこもりではないかと言われているそうです。

特に驚いたのが、このうち40歳〜64歳の52%が女性

そして番組で紹介された女性のうちの1人が40代の子なしの女性の方でした。

年代は異なれど他人事とは思えません。

 

そこでこの記事では、『あさイチ』で紹介された女性のひきこもりについてまとめました。

自己肯定感」回復のための解決になるヒントも紹介されたので、ぜひみなさんにシェアしたいと思います!

 

女性のひきこもり

冒頭でもお伝えしたように、女性のひきこもりが増えているそうです。

ちなみに「ひきこもり」とは

・自室からほとんど出ない
・自室からは出るが、家からは出ない
・近所のコンビニには出かける
・趣味の用事のときだけ外出する

 

この状態が6ヶ月以上続いていることが、広義の「ひきこもり」となるそうです。

 

番組では視聴者の声や2人の女性のケースが紹介されました。

そのうちの1人が「ひきこもりから抜け出した方法」や「安心できる居場所」についても紹介されたので、順番にお伝えします。

 

ひきこもり:40代女性の例

番組では、みちさんときみこさんの例が紹介されました。

 

みちさん(40代)のケース

夫と2人暮らしのみちさん。仕事をやめ結婚後、妊活・不妊治療と周りからのプレッシャーで、自分が「生産性のない人間なんだ」「それに適応できない自分が許せない」そんな思いにとらわれるようになりました。

40歳の時に再就職するも、「お子さんを産む予定はないですか」「お母さんは元気ですか?」と聞かれるなど、女性が育児と家事をする前提なんだと感じました。

その後、就職し仕事の始業前の2時間は勉強の時間にあて資格を取得。

ところが2020年、コロナ禍のため解雇されてしまいます。

 

みちさんは、世の中の働いている人がみんなすごい人に見えるようになったそうです。

 

とはいうものの、また就職活動するのも怖い。

そんなみちさんは、次第にベッドから起き上がれなくなり家事もままならなくなってしまい、自分を責め続けるようになりました。

 

こうして引きこもりになったみちさんですが、その後、「ひきこもり」を抜け出しました。

 

そのきっかけや、どんなことをしたかについては後半にお伝えします。

 

生きづらさの理由

番組では、ひきこもり・生きづらさの当事者に聞いた「生きづらさ」の理由のアンケート結果が紹介されました。

それによると、

「自己否定感」が79.3%と一番高く、次いで「こころの不調・病気・障害」が76.8%でした。

そのほかには、「経済的不安」「対人恐怖」「父母との関係」や「家族以外の人との人間関係」というのもありました。

 

ひきこもりUX会議・の林恭子さんの解説

「ひきこもりUX会議」代表理事の林恭子さんによると、ひきこもりになる人というのは、基本的に真面目

そして誰よりも「〜ねばならない」をも取り込むけれども、うまくやれないと自分をせ責めてしまい、どんどん自分を押し殺してしまうようになると話してくれました。

 

 

きみこさん(49歳)のケース

きみこさんは離婚後、娘と暮らしています。

元々は自分の天職とも言えるような介護の仕事をしていましたが、出産後は子育てのために仕事をやめます。

子育てサークルに参加するも、夫はいい顔をしません。育児や家事がそっちのけになっていることを責められます。

サークルをやめママ友とも疎遠に。夫の仕事の都合での引っ越し先で一人になってしまいます。

そんな生活がイヤになったきみこさんは、娘が小学校にあがるときに離婚しました。

 

再び介護職に戻り、ケアマネとして働くようになったきみこさん。

しかし残業を断れず、夜遅くまで小さな娘を家に残していることが負い目に感じてしまいます。

母親としての役目を果たせないという罪悪感を持ちながら働き、体調を崩してしまい仕事をやめることになります。このとき病院で「適応障害」の診断がされました。

 

こうして、ひきこもりになったきみこさんですが、番組では、きみこさんの夫にも取材をしました。

きみこさんの旦那さんは離婚後に更生プログラムを受け、「きみこさんを孤立させたのは自分だ。元妻を追い詰めていたんだと気づき、申し訳なく思ってる」と取材に答えていました(この部分は救いですね)。

 

「良き母」「良き妻」の重圧。女性に降りかかる「べき」のプレッシャーが「ひきこもり」にさせてしまうことになっているようです。

 

ひきこもりUX会議・の林恭子さんの解説

「ひきこもりUX会議」代表理事の林恭子さんは、「正解を求めすぎているのかも」というコメントをしました。

 

例えば、ひきこもりの女性たちとファミレスやカフェに行くとメニューが決められない、「どれを選ぶべきなんだろう?」とわからず、自分を失ってしまっているのだそうです。

 

また、「自分がひきこもりである」ことを気づかないケースもあるとのこと。

 

↓林恭子さんの著書↓

 

ひきこもりの定義が揺らいでいる?

林恭子さんによると、「ひきこもり」の定義も揺らいでいるのだそうです。

苦しさ・生きづらさがあるかないかがポイント。

 

ずっと外出ぜずとも、自分が苦しさや生きづらさがないと感じていれば、それは必ずしも「ひきこもり」ではなく、他人が「あの人はひきこもり」とレッテルをはるようなものではないとのこと。

 

そして何より大事なことは、不登校やひきこもりは自分の命を守るためにやっているいうこと。

これを他人が理解することが大事です。

一日も早く外に引っ張り出そうとするのはそれを邪魔する行為になりかねない危険性があると教えてくれました。

 

とはいうものの、どうすればこのつらさが軽減するのでしょうか。

 

女性のひきこもり:どうすればつらさが軽減する?

散歩

最初に紹介したみちさんですが、自己否定のループから抜け出した方法は

朝の散歩 でした。

勿論、すぐに実行できたわけではなかったようです。

 

朝の散歩を日曜日の早朝にする

朝の散歩がいいと言われても最初はできず、不安・焦燥感・呼吸の乱れがあったり、「夜2時に寝るが3時に目が覚め、再び浅い眠りにつくが5時に起きる」といった状態のみちさん。

しかし思い切って日曜の朝5時に出かけることにしました。

日曜日の朝5時なら、通勤の人とも出会いません

 

外の空気を吸って、「なんて気持ちいいいんだ」 ! とみちさんは感じます。そして人の恐怖を感じながらコンビニへ。帰りは歩ける!と思い、自分に「ご褒美」のコーラを買って、自分で自分をいたわったそうです。

 

25分の散歩で、「やっと一歩が踏み出せたな」と思ったみちさん。

その後、寝込んだりを繰り返しながらも朝散歩を続けました。

 

小さな達成感を積み重ね、11日目には図書館や公民館に足を伸ばせるようになったそうです。

そして、人と話したいという気持ちが芽生えるようになります。ところが何を話ししていいかわからず…。

そこで、聞くだけで会話が必要ない「歴史講座」を受けに出かけることを選びます。

こうやって、みちさんは外部との接触を始めるようになりました。

 

どうしたら辛さが軽減する?

番組では、「生きづらい状況が軽減・改善した変化」というアンケート結果を紹介しました。

それによると、生きづらさが軽減・改善したと思えるようになったのは、

「安心できる居場所が見つかったとき」で、50.3%と一番多い結果でした。

 

「就職したとき」はそれほど高くありませんでした。

 

否定されず、共感してもらえるところが見つかることで、「自己肯定感の回復」につながります。

 

「ひきこもりUX会議」の林恭子さんは、

「これでいいんだと思えるようなことになるのが大切」だとコメントしました。

 

安心できる居場所

先ほどお話したみちさん。

「歴史講座」への参加から人とのつながりができ、「ひきこもりの会」に迷いながらも参加しました。

「自分にも参加できる場所がある!」大きな驚きだったそうです。

 

自分の体験を聞いてもらえた。自分は自分のままでいい。ありのままでいい。そう思えた時にすごく心がほっとし、自分の自信につながった。いろんな考え方・生き方がある。」と分かったみちさん。

吐き出せる場所が沢山見つかってからすごく気持ちが楽になったそうです。

 

林恭子さんが開催する「ひきももり女子会」 これまで200ヶ所 述べ5千人が参加しているそうです。

否定されず、批判されず、お説教もされず、じっくり聞いてもらうのが大切とのことです。

 

ひきこもり女子会

「ひきこもりUX会議」の林恭子さんの主催「ひきこもり女子会」では次のような6つの工夫がされているそうです。

・予約不要
・無料または数百円
・遅刻や休憩、途中体退室OK
・個人情報は取らない、呼ばれたい名前でOK
・当事者・経験者以外は立ち入り禁止
・住んでる場所に関わらず参加OK

 

女子会は二部構成になっていて、

・「第一部」はひきこもり経験者の話を聞く
・「第二部」はグループに分かれてテーマトーク

話すテーマがテーブルごとに決まっていて、自分が興味あるテーブルへ行きます。

ちょっと疲れちゃった人用の「非交流スペース」もあり、工夫が随所にされています。

 

↓「ひきこもりUX会議」のサイトはこちら↓

ひきこもりUX会議ブログ:http://blog.livedoor.jp/uxkaigi/

 

またこのほか、「KHJ全国ひきこもり家族会連合会」という会もあります。こちらは、特定非営利活動法人となっています。

KHJ全国ひきこもり家族会連合会:https://www.khj-h.com/

 

この他にも、場所によっては自治体で「ひきこもり」の人たちのための会などが開かれているところもあるそうです。

まずは自分の近くにそういった会がないかどうかを調べてみるといいですね。

 

ひきこもりラジオ

 

ひきこもりの人たちに向けて、「みんなでひきこもりラジオ」が毎月最終金曜日に放送されています。

この番組の中で、放送内で「乾杯」を呼びかける恒例イベントがあります。

コーヒーやノンアルコールでもOKだし、エア乾杯でもOK。

視聴者のみんなは聞きながら一緒に「乾杯」をします。

 

・みんなでひきこもりラジオ(R1) 毎週最終金曜 夜8:05〜
・テレビでひきこもりラジオ(G) 9/1 (金)午前1:20(※8/31深夜)

 

番組にはラジオを聞いているみんながそれぞれ「乾杯」した画像が送られてくるそうです。

ここも、ひきこもりの人たちつながっているんだなと感じられる、安心できる居場所ですよね。

 

まとめ

この記事では、2023年7月31日放送の『あさイチ』で増えていると紹介された、女性のひきこもりについて、2人の女性のケースと、生きづらさの軽減や改善方法についてまとめました。

最後に「ひきこもりUX会議」の林恭子さんは「自分が自分らしく居られる場所を探すといい」というアドバイスでしめました。

 

この記事で紹介した「ひきこもり女子会」に参加したり、「ひきこもりラジオ」を聞いて、生きづらさが少しで軽くなったと思えるようになったら嬉しいです。

お読みいただきありがとうございます!

 

↓「ひきこもりUX会議」代表理事の林恭子さんの著書↓

 

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