ママにはならないことにしましたの感想と共感ポイント[レビュー]選択子なし | 子なし夫婦の楽しい生活

ママにはならないことにしましたの感想と共感ポイント[レビュー]選択子なし

ママにはならないことにしましたの感想と共感ポイント[レビュー] レビュー
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「結婚したら子どもを持つのが当たり前」
「子どもを産まないのは自己中心的だ」

そんな無言の圧力に、モヤモヤを感じたことはありませんか?

自分の人生なのに、周りの期待に応えなければならないという葛藤は、多くの女性にとって身近な問題です。

結婚・出産のプレッシャー、そして「子どもを持たない」という選択に対する偏見。

 

この本は韓国社会におけるこれらの問題を描いていますが、日本でも共通する課題です。

『ママにはならないことにしました』では、そんな固定観念を打ち破り、子どもを持たない選択をした女性たちのリアルな声を伝えています。

それぞれの理由や背景は異なりますが、共通しているのは自分らしく生きるという強い意志。

 

この記事では、本書の内容を深掘りしつつ、読者の感想や共感ポイント、そして「ママにならない選択」に対する社会の反応についても解説してます。

あなた自身の生き方を見つめ直すヒントが見つかるかもしれません。

 

特に、選択子なしさんにおすすめの一冊です。

 

 

ママにはならないことにしましたの概要

本のタイトル:「ママにはならないことにしました」
著者名:チェ・ジウン/訳:オ・ヨシア(呉永雅)
出版社:晶文社
発行:2022年8月
ページ数:296ページ

 

目次は以下のとおりとなっております。参考になさってください。

目次引用
・第1章:「子なしで生きる」と100%確信して決めたのか?
・第2章:出産するのは私なのに、なぜ非出産はすべての人が納得しなければならないことなのか?
・第3章:韓国でママになることは何を意味するのか

(各章の下に、子なしを選択した女性のインタビューとエピソードが書かれています。)

 

『ママにはならないことにしました』は、結婚しながら子供を持たないことを選択をした著者が、同じ選択をした17人の女性たちへのインタビューを通じて、彼女たちの葛藤や幸せを描いた作品です

 

 

韓国では日本と同様に、結婚と出産がセットで考えられ、子どもを持たない夫婦は「不完全」と見なされることが少なくありません。

子どもを持たない選択をした女性は、自己中心的、わがままだと批判されがちです。

この本では、そんな社会的プレッシャーの中で、あえて子どもを持たない人生を選んだ女性たちのリアルな声を伝えています。

さらに、この本は「子どもを持たない」という決断が、単なる否定ではなく、より良い自己実現や人生の選択の一部であることを示しています。

 

それぞれの女性が自分らしい生き方を見つけるまでの葛藤、周囲の反応、そして選択後の幸せが具体的に描かれており、読者に深い共感を与えています。

 

ママにはならないことにしましたの感想

『ママにはならないことにしました』の感想について、まず「私」の感想についてお話し、その後「Amazon」や「読書メーター」などの書評サイトの声をまとめたものをお伝えします。

 

ママにはならないことにしました:私個人の感想

この本の感想を箇条書きにしました。

・韓国も日本と同じ問題を抱えている
・子なしを選択した女性の強さ
・選択子なしさんが共感できる本

 

韓国も日本と同じ問題を抱えている

ただし韓国のこのような状況は、一昔前の日本(昭和時代)のように感じました。

韓国は日本より男尊女卑が酷いように思えました。

 

子なしを選択した女性の強さ

著者も17人の女性も、「子供を持たない選択」を貫くことの意思の強さを感じました。

強いというのは、自分の人生を自分で決めるという覚悟がしっかりあるということです。

日本人女性よりも強いなと思いましたし、しっかりしているなという印象を持ちました。

 

選択子なしさんが共感できる本

これまで、不妊治療を経ての「子なし」さんを中心とする書籍は日本でもいくつか出版されていますが、「選択子なし」さんを中心としたものはあったでしょうか?(私が知らないだけかもしれません)

選択子なしさんが、そういった本を読んでもモヤモヤしてしまうと思いますが、この本は特に選択子なしさんが共感できる一冊だと思います。

 

ママにはならないことにしました:読者の感想まとめ

『ママにはならないことにしました』を読んだ人達のポジティブな声とネガティブな声をまとめました。

 

共感の声:自分らしい生き方を肯定された

読者の感想で特に多かったのは、自分らしい生き方を肯定されたという共感の声です。

結婚や出産に対するプレッシャーは韓国だけでなく日本でも強く、「母親にならなければ女性として未完成」という偏見が根強く存在しています。

しかし、本書を通じて「子どもを持たない」という選択が、自己中心的なものではなく、あくまで一人の人間としての人生の選択肢の一つであることが強調されています。

 

自分の人生を自分で選んでいいんだというメッセージに、勇気づけられたという意見が多数見受けられました。

特に、「社会の期待に応えなければならない」というプレッシャーから解放されたような感覚を得たという感想が多く、自分の価値観を大切にすることの重要性が伝わっています。

 

 

否定的な意見:価値観の違いに対する意見

一方で、この本に対して否定的な意見もありました。

特に、伝統的な家族観を重んじる人々からは、「自己中心的」「家庭の価値を軽視している」といった批判がありました。

これは、結婚・出産を人生の義務や責任と考える人々にとって、「子どもを持たない」という選択が理解しがたいものと映ったためです。

また、子育てに対する苦労や喜びを知っている親世代からは、「自分の経験を否定されたように感じた」という意見もありました。

 

価値観の違いが顕著に表れた感想ではありますが、社会の多様性を反映しているといえるでしょう。

 

 

賛否両論から見える社会の価値観

このような「ママにはならないことにしました」賛否両論は、単なる意見の相違にとどまらず、現代社会における家族観や女性の生き方に対する価値観の多様化を示しています。

家族はこうあるべき」「女性はこう生きるべき」という固定観念が、いかに根深く社会に浸透しているのかを浮き彫りにしています。

同時に、この本は、その固定観念に対する問いかけを行っており、読者に新しい視点を提供しています。

「自分にとって本当に大切なものは何か?」を考えるきっかけとなり、読後には様々な意見が交わされることで、社会全体が少しずつ変化していく可能性を感じさせる内容です。

 

なぜ「ママにならない選択」が注目されているのか

ここでは、なぜママにならない選択が注目されているのかについて深堀りしてみたいと思います。

 

子どもを持たない選択の背景

「ママにならない選択」が注目されている背景には、現代社会における価値観の多様化と経済的な要因が深く関わっています。

特に韓国では、結婚後に子どもを持つことが「当然」とされる文化が根強く、結婚した夫婦が子どもを持たない場合、「未完成な家族」と見なされることが少なくありません。

日本でも韓国ほどではないかもしれませんが、この傾向がありますよね。

 

しかし、近年ではキャリア志向の女性が増え、自己実現を優先する傾向が強まっています。

結婚後も仕事を続けたい、自由な時間を大切にしたいと考える女性が増える中で、子どもを持つことによって生じる時間的・経済的な負担を避けたいと考えるのは自然な流れです。

また、教育費や住宅費の高騰など、子育てにかかるコストの増加も「ママにならない選択」を後押ししています。

このことも、今の日本では痛切に感じますよね。

 

韓国社会においては、特に都市部で生活する女性ほどこの傾向が強く、出産や育児に対する価値観が変化しています。

同様に、日本でも晩婚化や非婚化が進んでおり、結婚後に子どもを持たないという選択は、今後さらに増えることが予想されます。

 

共感ポイントと日本社会との共通点

「ママにならない選択」は、韓国だけでなく日本でも共感を呼んでいます。

特に、女性が社会進出を果たし、自分らしい生き方を模索する中で、「結婚=出産」という固定観念に疑問を抱く人が増えているのです。

日本でも、結婚して子どもを持たない夫婦に対しては、周囲から「なぜ子どもを作らないの?」と聞かれることが多く、時には「わがまま」や「自己中心的」といった偏見を受けることもあります。

 

これに対して、子どもを持たない人生を選択した人々の声を聞くことで、自分の価値観を見直すきっかけになるという感想が多く寄せられています。

また、女性だけでなく男性にも共感を呼んでいる点が注目されます。

男性もまた、家族を養うプレッシャーや、仕事と育児の両立に悩む現代。

子どもを持たない選択が、より自由なライフスタイルや自己実現を可能にするという点で、性別を超えて関心が高まっています。

 

このように、「ママにならない選択」は、個人の価値観が多様化し、既存の社会規範に縛られない生き方を模索する現代人にとって、共感と興味を呼ぶテーマとなっています。

 

「ママにはならないことにしました」が与える影響

最後に改めてこの本が与える影響について考察してみます。

 

自分らしい生き方を選ぶ勇気

『ママにはならないことにしました』は、読者に「自分らしい生き方を選ぶ勇気」を与えています。

子どもを持たないという選択は、社会の期待や偏見と対峙することを意味します。

しかし、この本に登場する女性たちは、自分の人生を自分で決めるという強い意志を持ち、他人の期待に縛られずに生きる姿勢を貫いています。

彼女たちの体験を知ることで、読者は「自分の価値観を大切にしてもいいんだ」と背中を押されるような感覚を味わいます。

実際に、読者の中には「子どもを持たないことに対する罪悪感が和らいだ」「周りの意見に流されずに、自分の人生を選びたいと思えた」という感想を持つ人も多くいます。

また、この本は「自分らしい生き方を選ぶことが、決してわがままではない」というメッセージを力強く伝えています。

周囲の期待や社会の常識に従うのではなく、自分自身の幸せを優先することの大切さに気づかされる一冊です。

 

社会の価値観に対する問いかけ

この本は、単に「ママにならない選択」を肯定するだけでなく、社会の価値観そのものに対する問いかけを行っています。

結婚したら子どもを持つのが当たり前」「女性は母親になって初めて一人前」という固定観念に対して、「それは本当に正しいのか?」と読者に考えさせています

 

また、家族の在り方や女性の役割に対する既存の価値観を揺さぶります。

例えば、「家族の形は一つではない」「母親にならなくても、充実した人生を送れる」という考え方を提示することで、読者は自分自身の生き方を再評価するきっかけを得ます。

このように、社会の価値観を再考させることで、より多様な生き方を受け入れる風潮を促進しています。

読者が自分の生き方に自信を持つだけでなく、他者の選択に対しても理解と寛容さを持てるようになることがこの大きな影響の一つです。

 

まとめ:自分の人生を選ぶということ

『ママにはならないことにしました』を読んで得られる気づき

  • 生き方に正解はない
  • 自分らしい生き方の追求
  • 選択の多様性と共感
  • 既存の価値観への問いかけ
  • 自己肯定感の向上

 

『ママにはならないことにしました』は、「生き方に正解はない」というメッセージを通じて、自分らしい生き方を追求することの大切さを描いています。

周囲の期待や既存の価値観にとらわれず、自己選択を肯定することで、読者は自己肯定感を高められると感じています。

また、「子どもを持たない」という選択の多様性を示し、それぞれ異なる背景を持つ女性たちの声に共感が寄せられています。

結婚・出産に対する固定観念に対して問いかけを行い、多様な生き方を受け入れる社会の必要性を提起しています。

自分の人生を自分で選ぶ勇気を与える一冊です。

 

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