「台風6号 カーヌン」が現在(7月31日時点)、沖縄・奄美に接近をしながら進んでいます。
既に、暴風や高波、高潮に警戒をするように注意喚起がされていますが、今後どのように進んでいくのでしょうか。
本州への影響があるのか気になります。また、影響があるとしたら、いつ頃上陸するのでしょうか。
気になったので、この記事では「台風6号」の進路予想を調べてみたいと思います。
気象庁だけではなく、「米軍」や欧州の気象機関からの情報もお伝えします。
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台風6号カーヌン2023の最新情報
大型で強い台風6号は発達しながら沖縄地方の南の海上を北寄りに進んでいて、あさってにかけて暴風域を伴ったまま沖縄・奄美にかなり接近する見込みです。
猛烈な風が吹き海上は猛烈にしける見込みで、暴風や高波、高潮に厳重に警戒してください。https://t.co/SiHoJfLroa#nhk_video pic.twitter.com/LvcWWrSXjX
— NHKニュース (@nhk_news) July 31, 2023
7月31日(月)のお昼のNHKニュースによると、
とのこと。
それでは、最初に「気象庁」の情報を詳しく見てみることにします。
台風6号カーヌン2023の気象庁情報
出展:気象庁
上の画像は7月31日(月)13時現在の気象庁の進路予想図です。
冒頭の「NHKニュース」が伝えているとおり、「台風6号」は西北方向に進み、奄美諸島、沖縄に近づいていっています。
台風6号の勢力・速度・強さ
7月31日(月)13時45分現在の「台風6号(カーヌン)」の状態は次のとおりです。
中心付近の最大風速:45m/s (85kt)
最大瞬間風速:60m/s (120kt)
強さ:非常に強い
最大瞬間風速が60m/s、中心付近の最大風速も45m/sと、かなり強くなっているのが分かります。
風の強さを表す「風速」についてはこちらの動画をご参照ください。
「風速30m/s」の状態がどんな感じかはこちらの動画が参考になります。
↓
上の動画を見て分かるとおり、「風速30m/s」でもかなりの「強風」で立っていられないほどです。
「台風6号」は、現在はその倍の「最大瞬間風速:60m/s」ですから、いかに「かなり強い」台風であるかが分かると思います。
それでは次に、米軍と欧州の気象機関の予想図も見ていきたいと思います。
参照するのは次の3つです。
・ヨーロッパWindy
・欧州中期予報センター(ECMWF)
台風6号カーヌン2023の米軍合同台風警戒センター(JTWC)の情報
引用: JTWC
「JTWC」でも、気象庁と同様に「台風6号」は北上していると予想しています。
これを見ると、九州南西部まで影響が出るものの、本州を直撃しないような感じがしますね。
↓下の図はGoogleアースを重ね合わせたものです。
引用: JTWC
ちょっと見づらいかもしれませんが、上の中央よりやや左側にあるのが日本列島です。
そして「TY 06W KHANUN」と赤い字で書かれているのが、今回の「台風6号」です。
赤字の矢印は「熱帯低気圧または台風」という意味です。
・MEDIUM(オレンジ):台風・熱帯低気圧になる可能性はあるが24時間以上かかる
・HIGH(赤):24時間以内に台風・熱帯低気圧になる可能性がある
・SUB TORPICAL(水色):台風と熱帯低気圧の中間
・↖(赤矢印):熱帯低気圧または台風
「JTWC」では、本州を直撃しないように思えてしまいますが、他のヨーロッパの気象機関の予想図を見て見ることにしましょう。
台風6号カーヌン2023のヨーロッパWindyの情報
上の図はの上部左よりに、関東以西のものです。
やはり奄美のあたりに「台風6号」がかなり接近しているのが分かります。
【※】上の図の白地に赤色のボタン「▶」を押すと時間の経過の様子を見ることができます!
また、地図の上に「✋(手)」のマークが出ますので、そこで位置を色々変えて見ることもできます。
これによると、「台風6号」はかなりゆっくり進むようで、今週末の土曜・日曜あたりに九州にやっと上陸するような感じです。
こちらが、来週の水曜日(8月8日)の予想です。
↓
米軍の「JTWC」の予想図を見ると、九州には影響はあるものの、本州にそれほど影響しないような印象でした。
しかし「Windy」では、「台風6号」は勢力と方向を変えながらも、来週位には本州も直撃するような予想がされています。
それでは最後に「欧州中期予報センター(ECMWF)」を見てみましょう。
台風6号カーヌン2023の欧州中期予報センター(ECMWF)の情報
出展;ECMWF
上の図は現在の状況です。
「JTWC」「Windy」と同様、「台風6号」の現在の位置が示されています。
次に、来週の金曜日・8月5日の予想を見てみましょう。
こちらは「UTC時間」なので、日本時間(JST)に直すと、翌日8月6日(土)の深夜3時の予想です。
やはり九州に一部上陸、北上をするということが分かります。
「ECMWF」のこのパターン(平均海面気圧と850 hPa風速)では、残念ながらそれ以降の予想を見ることはできません。
しかし、途中までは「Windy」と同じ予想をしていますので、やはり来週は九州に上陸している可能性が非常に高いのではないかと思います。
台風対策
奄美・沖縄では既に「台風6号」はかなりの接近。外出を控えたりするなど注意が必要です。
またそれ以外の本州でも、今週末から来週にかけて上陸する可能性がありますので、備えておきたいものです。
台風が接近している時は大雨も予想されます。
なるべく外出は控えるようにするべきなのですが、豪雨の中、どうしても外出しなくてはならないという場合には、傘よりもカッパ・レインコートの方が役立ちます。
傘だと壊れてしまう可能性があります。
万が一、台風が原因で「停電」になった場合に備えて「懐中電灯」や「ランタン」を準備しておくことも忘れずに。
もし、懐中電灯がない、壊れてしまったという場合にはこの機会に揃えておくことをおすすめします。
なお、懐中電灯は「手持ち」として、また「ランタン」は固定して明かりをともすものなので、それぞれ2つあると便利です。
「LED」のランタンは長持ちしますし、油を使うランタンではないので引火の危険もなく安全です。
また、もし住んでいる地域が「退避区域」に指定され、避難所に行かなければならない場合には「防災セット」が役立ちます。
まだ備えていない方はこの機会に是非、揃えておきましょう。
まとめ
今回は「台風6号 カーヌン」の進路状況と予測、勢力・強さの予測についてお伝えしました。
現時点で分かっているのは、
・九州地方も今週末にかけて台風が大接近。上陸の可能性大。
・台風の今後の進路によっては、来週以降、本州のそれ以外の地域も影響の可能性有り。
・[NEW]台風は北上し韓国に上陸の可能性。
ということです。
勿論、今後進路や上陸速度については変わる可能性があります。
大きく変わった場合にはこちらに追記する予定ですが、気象庁やテレビ・ネットニュースを時々チェックしておくことをおすすめします。
北上して本州直撃せず、西側に反れていくといいのですけれど…
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