この記事では2024年6月5日の番組「あさイチ」でも取り上げられた「金継(つ)ぎ」の学び方について、
・独学がいいのか
・教室に通う方がいいのか
ということと、
・金継ぎを副業にするにはどのようにすればいいか
について調べたことをお伝えしたいと思います。
「金継ぎ」の存在を知ったばかりで興味と関心を持ち、「仕事にできないのかな?」と思った人に向けてこの記事を書いています。
ちなみに「金継(つ)ぎ」とは、割れたり欠けてしまった陶磁器を漆で接触し、その上を金粉で仕上げる修復技法のことを言います。
その歴史は古く、室町時代にまでさかのぼるそうです。
金継ぎは独学と教室どちらがいい?
「金継ぎ」を学ぶには教室に通うか、YouTubeなどの動画や本を見て独学で学ぶかの方法があります。
調べてみたところ、教室に通うか・独学で学ぶかについては、自分の性格や学ぶ目的によって、それぞれおすすめが異なります。
独学がおすすめのケース
・手先が器用
・DIYが得意
・料理動画や裁縫動画などを見てすぐ理解できる
・金継ぎを趣味の範囲で行いたい
このような人は「独学」がおすすめです。
料理や裁縫の動画、またはテレビ番組を見てすぐ理解できる人は独学でも大丈夫ではないでしょうか。
自分で割れた茶碗などを直して趣味の範囲で行いたいのであれば「独学」だけで十分でしょう。
独学のおすすめ動画や本
「金継ぎ」をやったことがない人は、まずは本を何冊か買って読んでみましょう。
「独学」でやる場合、初心者向けの金継ぎキットを利用するのが便利です。
キットには色々ありますが一例です。
こちらの動画では、入門者向けに小さな欠けの金継ぎのやり方を詳しく解説しています。
↓
YouTubeに「金継ぎ図書館/鳩屋」というチャンネルがあります。
色々な技法が詳しく解説されているのでおすすめです。
こちらは同チャンネルの「欠けた器を漆で直す」やり方です。
教室がおすすめのケース
・手仕事やDIYが得意ではない
・料理動画・裁縫動画を何度も見返さないと分からない
・金継ぎ仲間と知り合いたい
・将来、金継師を目指している。または金継ぎで収入を得たい
動画を見てああでもない、こうでもないと調べるよりは、教室に通った方がサクッと習得できます。
またプロを目指すのであれば、最初から教室に通うのが絶対いいです。
もちろん、最初は独学でやって慣れたら教室に通ってプロを目指すという方法もあります。
趣味仲間を増やす目的で教室に通うのもありですね。
なお教室の場合「体験レッスン」をやっているところもありますので、そういったお試しを利用するのも良いと思います。
金継ぎ教室のレッスン代・月謝はどれくらい?
金継ぎ教室のレッスン代や月謝は教室はスタイルによって異なります。
教室は毎週レッスンがあるというより、月に1〜2回程度の開催、1レッスンあたり5千円前後のところが多いです。
なお、端がちょっと欠けただけの器を直すのを学ぶのであれば、受講回数は5〜6回程度が目安です。
大幅に割れてしまった器を直すのであれば、受講回数は10〜12回程度が目安です。
本格的にプロを目指すのであれば、もっと受講回数が必要です。
なお、オンラインの金継ぎ教室もあるようです。こちらは受講料は1回5,500円(お試し)です。→こちら
金継ぎを副業にするには?
現在、趣味で金継ぎを習いたい人が増えています。
それに伴って「金継ぎのプロになりたい!」「金継ぎを副業にしたい」という人が増えているのだそうです。
しかし、プロの金継ぎ修復師として独立するには3年ほどかかると言われています。
しかも漆の使いこなしは難しく、金継ぎのやり方は職人(師匠)によっても様々であるという側面があるのだそうです。
このことだけでも、「金継ぎを副業に」と軽く考えるのはちょっと甘いのかしら?って思ってしまいました。(もちろん、不可能ではないと思いますが・・・)
金継ぎ検定
2023年11月から「金継ぎ検定」がスタートしました。
金継ぎ検定協会公式サイト:https://www.kintsugikentei.com/
検定はパソコンまたはスマートフォンから受験できます。
この検定は、「金継ぎ」の後継者を育成する「東京金継ぎ教室 つぐつぐ」が主催しています。
「つぐつぐ」では金継ぎ教室・ワークショップをやっていますが、
・本格金継ぎ教室
・1日完結ワークショップ
の2つがあります。
詳細:https://kintsugi-girl.com/tsugutsugu/kintsugi-school/
また、このほかにも金継ぎのプロ養成講座を開いていいるところもあります。
この投稿をInstagramで見る
陶と漆のサイト:https://reserva.be/toutourushi
教室→検定→独立?
ここまで調べてみて、「将来、金継師になりたい」または「収入を得られるようになりたい」というのであれば、上のような教室やプロ養成の講座に通い、「金継ぎ検定」を受け、実績と自信、箔(ハク)をつけてから独立したり、または「金継ぎ師」としての看板を掲げるのが王道と言えるのではないかと思いました。
教室に通うことで、金継ぎ師として独立したり、仕事を得るための情報も色々得られることでしょう。
なお、「本格金継ぎ教室」では修理には通常8〜10回、最低5~6回の講座を受講することが必要となっており、2~3ヶ月以上かかるそうです。
その上で検定の勉強をするので、トータルで最低でも1年はかかりそうです。
この教室は東京都内にしかありませんが、地方でも金継ぎ教室やワークショップはあります。
検定はパソコンやスマホからも受講できますので、金継ぎで収入を得たいのであれば、教室で学び検定を受けて合格するのをまず第一目標とするのがいいのではないでしょうか。
まとめ
この記事は、「金継ぎ」を学ぶのに独学がいいのか、教室に通うのがいいのかということと、副業にするにはどうしたらいいかについて調べてお伝えしました。
将来副業にしたい、プロの金継ぎ師になりたいのであれば、最初からガッツリ教室に通うのが近道のようです。
実際どのようにしてお仕事をゲットするのか、具体的な方法について後ほど追記したいと思います。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
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