2025年1月28日放送の『あさイチ』では令和のお墓・お葬式事情がテーマでした。
この記事では放送されたさまざまなお墓事情についてまとめました。
令和の墓
番組で紹介された「令和のお墓事情」は次のとおりです。
・樹木葬・ガーデニング葬・花壇葬
・森林埋葬
・レンタル墓
・仮想空間墓参り
樹木葬・ガーデニング葬・花壇葬
最近注目させれている「樹木葬」。
樹木葬はシンボルツリーのまわりに遺骨を埋葬するお墓のことで、個人や夫婦で入ります。
なお引き継ぐことを前提にせず一代限りです。
従来のお墓と比べてリーズナブルで、管理も施設がやってくれます。
ガーデニング葬
樹木葬の新しい形態の「ガーデニング葬」。お花や草木に囲まれたお墓です。
費用は81万円から。骨壺は4つ収納が可能ですので家族で入ることもできます。
花壇葬
同じく樹木葬の新しい形態の「花壇葬」。
墓石はなく、大きな花壇(番組映像では縦長の花壇)に埋葬し、墓標を立てるスタイルです。遺骨は髪の筒に入れます。
費用は、墓標なしの場合、およそ20万円です。
なお紹介された花壇葬では、墓標の隣にある「QRコード」からメッセージを送ることができる、というユニークなサービスを提供しています。(メッセージはみんなで読むことができます)
森林埋葬
山林に遺骨を埋葬する「森林埋葬」。遺骨を砕き、直接土に埋めるスタイルです。
料金は48万円(ペットは7万7千円)です。

紹介された森林では現在10人と犬一匹が埋葬されているそうです。
注意点として、森林ならどこでも埋葬できるというものではなく、許可された場所(森林)でなければできません。(番組で紹介された森林は、お寺が所有する山林でした)
レンタル墓
期間限定の「レンタル墓」。
お墓の名前が書かれている黒い部分の取り外しができるもので、期間が過ぎれば別の人の墓石に変えられるというものです。
散骨する前に一定期間、レンタル墓を利用するという方法もあります。

亡くなられた本人が散骨希望でも、いきなり散骨するのは遺族にとって寂しいので、ある一定期間だけレンタル墓を利用するそうです。
費用は127万円ほど(10年契約の場合)ほど。
一般的なお墓が約150万円と考えると割安かもしれません。
なお追加料金を支払って延長することも可能です。
なお、ロッカー式の「レンタル墓」もあり、こちらは費用は67万円です。
仮想空間墓参り
去年から始まったバーチャル空間でのお墓参りができるサービス。
思い出の写真や動画を共有でき、パソコン・スマートホンからいつでも、どこからでも故人を偲ぶことができます。

まさに令和なお墓ですね!
散骨してお墓がない場合には、こういったサービスを利用するのもいいかもしれません。
お墓の料金・メリットの比較
番組で紹介されたお墓の料金や継承・メリットの比較表です。
※なお金額は目安です。
従来の墓 | 納骨堂 | 樹木葬 | 海洋散骨 | |
料金 | 約150万円 | 約80万円 | 約60万円 | 10〜30万円 |
継承 | あり | △ | なし | なし |
メリット | 先祖と一緒に入れる | ・室内が多く天候に左右されにくい ・改葬しやすい |
開放的な環境 | 自然にかえれる |
なお「海洋散骨」については、番組ではチラッと映像が映っただけで、詳しくは紹介されませんでした。
海洋散骨に関心のある方は、小型クルーザーでのシーセレモニー(海洋記念葬)のサービスをご参照ください。
この他、番組では、遺族の負担軽減をする「おくやみコーナー」のサービスや、おひとりさまも安心な「死後事務委任契約」についても紹介されましたが、こちらについてはこの記事では割愛致します。
なお、死後事務委任契約など、お葬式やお墓のことについて知りたいという方には、昨年発行の「おふたりさまの老後は準備が10割」という本がおすすめです。
こちらは夫婦二人暮らし向けの本ですが、子供が既に独立されたり、子供に頼れないという方、また独身の方にも役立つ情報が記載されています。
こちらにレビューを書いています。
まとめ
2025年1月28日放送の『あさイチ』紹介された令和のお墓事情についてまとめました。
紹介されたお墓は次のとおりです。
・樹木葬
・ガーデニング葬
・花壇葬
・森林埋葬
・レンタル墓
・仮想空間墓参り
今回の記事、あなたのお役にたてたら嬉しいです。
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