この記事は、「フッ素加工じゃないフライパンをどうやって見つけるか」にフォーカスしてお伝えします。
実は、私がフッ素加工じゃないフライパンを探していたので、誰かのお役に立てば・・・という思いで、履歴に残す意味で記事にしてみました。
フッ素加工じゃないフライパンの探し方
スーパーやデパートが近くにあれば、調理器具売り場に直接行って「フッ素加工じゃないフライパンありますか?」と言って聞くのが一番手っ取り早いですね。
しかし、近くに調理器具を売っているスーパーやデパートがなければ、「アマゾン」「楽天」「Yahooショッピング」などのオンラインストアーを利用することになります。
しかし、「フッ素加工じゃないフライパン」というキーワードをそのまま入れて検索しても、期待するような検索結果は出てこないですよね。
検索する時に、ちょっと工夫をすると見つかりやすくなります。
探し方その1:除外キーワードを利用する
「アマゾン」「楽天」「Yahooショッピング」などのオンラインストアーで検索をする際には、「除外キーワード」を設定してみましょう。
「除外キーワード」とは、特定の言葉を含むものを検索結果に出てこないようにする方法です。
「楽天」や「Yahoo」ショッピングのトップページにある検索窓にまずは「フライパン」と入力してみます。
すると、ありとあらゆるフライパンが検索結果にあがってきます。
そこで今度は、「除外キーワード」という欄に「フッ素加工」「フッ素樹脂加工」といったキーワードを入れて、再度検索します。
●楽天の場合(PC)【例】
PCの場合、いったん「フライパン」で検索したあと左側の下の方に「除外キーワード」入力欄があります。
●楽天スマホアプリの場合【例】
スマホの場合、「フライパン」と検索したあと「絞込み」をタップ。下の方に「除外キーワード」入力欄が出てきます。
●Yahooショッピングの場合(PC)【例】
PCの場合、いったん「フライパン」で検索したあと左側に「除外キーワード」入力欄があります。
●Yahooショッピングスマホアプリの場合【例】
スマホの場合、「フライパン」と検索したあと「絞り込む」をタップ。下の方に「除外キーワード」入力欄が出てきます。
。
フッ素樹脂加工=(イコール)テフロンではなく、テフロンはフッ素樹脂加工の中の一つにすぎません。
「Amazon」は、楽天やYahooショッピングのような「除外キーワード」の入力欄がありません。
アマゾンの公式の使い方ではありませんが、一応「除外キーワード」のコマンド(「-」を使う方法)があります。
「(検索キーワード)半角(除外キーワード)」と入力する方法です。
しかし実際やってみたところ、日本語では無効になるようで、うまく検索結果が出ませんでした。
アマゾンの場合には違う方法で検索した方が良さそうです。
複数キーワードを設定して探す
商品の販売者が「フッ素」という言葉は使わず「テフロン」という言葉でその商品を登録しているた場合には、フッ素加工のテフロンのフライパンが結果で出てくることがあります。
また、カタカナではなく「ふっ素」というひらがな表記のものが検索結果に出てくる場合もあります。
その場合は複数の言葉を「除外キーワード」として入力します。
●楽天(PCの場合)【例】
●楽天(スマホアプリの場合)【例】
●Yahooショッピング(PCの場合)【例】
●Yahooショッピング(スマホアプリの場合)【例】
探し方その2:PTFEフリー・PFOAフリー・PFOSフリー
「除外キーワード」ではなく、『●●フリー』というワードで探すやり方です。
・「PTTEフリー」
・「PFOAフリー」
・「PFOSフリー」
という言葉を使って、フッ素加工ではないフライパンを探す方法もあります。
これは「アマゾン」で探す時にはいいですね。
ちなみに、PTTE・PFOA・PFOS は有機フッ素化合物の名称です。
・PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)
・PFOA(ペルフルオロオクタン酸)
ここまでは「フッ素加工じゃないフライパン」をネットで探し方とコツについてお話しました。
次に、フッ素加工ではないフライパンの表面加工方法にはどんなものがあるかについてお伝えしたいと思います。
参考にしていただけたらと思います。
フッ素加工じゃないフライパンの表面加工方法
フライパンを含め、「調理器具の表面加工方法」について紹介します。
最近の調理器具のコーティング(表面加工)は主に「テフロン(=フッ素加工)」と「セラミック」の2種類です。
先に「フッ素(樹脂)加工」の特徴について、ざっくり紹介します。
フッ素樹脂加工の調理器具は価格がリーズナブル。市場で多く流通しています。
高温(350℃位)になると有毒ガスが発生すると言われています。
このあたりが主婦にとっては心配なところです。
しかし一般家庭での調理でそこまでの高温にすることはないので、そんなに心配する必要はないのではないか?とも言われています。
次にセラミック加工です。
セラミックコーティング剤は毒性物質を排出せず、FDA(アメリカ食品医薬局)の安全性テストの承認を受けています。
それ以外の表面加工法と特徴です。
表面加工法 | 特徴 |
チタンコート | フッ素樹脂にチタンを混ぜたコーティング。 コーティングの中で最も耐久性が高く長持ちする。 鉄と比べるとアレルギー反応を起こしにくいとも言われている。 |
ダイヤモンドコート | 「フッ素樹脂+粉末化したナノダイヤモンド」でコーティング(フッ素樹脂加工の「強化版」とも言える)。 人工ダイヤモンド粉末が混ぜられており、でコーティングがはがれにくい。 食材がくっつきづらく長持ち。 |
マーブルコート | 「フッ素樹脂+大理石の粉」を混ぜたもので表面をコーティング(ダイヤモンドコートと似ている)。 耐久性があるため、金属ヘラの使用も問題なし。 ただし強火に弱いので、高温で熱し続けると耐久性が落ちる。 |
エナメルコート(=ホーロー) | ガラス質の釉薬を高音で焼き付けてコーティング。 食材は多少くっつくものの、においがつきにくく長時間の保存も可能。 耐久性が高く有害性がないと言われていている。 |
チタンコート、ダイヤモンドコート、マーブルコートに関しては、「フッ素樹脂」にそれぞれの成分(チタン・ダイヤモンド・大理石)を混ぜたものをコーティングしています。
フッ素樹脂を含まないのは「セラミック」または「エナメルコート(ホーロー)」ということですね。
個人的には「セラミックコート」に関心があります。
近々お鍋も買い換えようと思っているのですが、お鍋もセラミックにしようかと検討中です。
なおこの記事は、既に「フッ素加工じゃないフライパン」を手に入れたいという方に向けて書いているため、「フッ素加工」の調理器具の安全性/危険性 については長くなることもあり深く触れません。
ご了承ください。
話題は最初に戻りますが、セラミックのフライパンを買うと決めたら、「フライパン セラミック」という探し方の方がシンプルでいいですね。
時間がある人や、きちんと研究してから探したい!という人は、「表面加工方法」をよく研究してから探すのが良さそうです。
フッ素加工じゃないフライパンのおすすめ
それでは、私が実際「フッ素加工ではないライパン」を探した際に、「アマゾン」「楽天」「Yahooショッピング」でピックアップして、いいなと思ったものをそれぞれ紹介したいと思います。
楽天
●セラブリッド フライパン
セラミックのフライパンで、ガス・IH両方に対応しています。
「PTFEフリー」「PFOAフリー」で、高温で加熱してしまっても有害なガスは発生しません。
ただし調理時は油が必要で中火以下での使用となります(強火だと焦げ付きの原因になります)
●グリーンシェフ フライパン
グリーンシェフ フライパン セラミックコーティング(26cm)
セラミックのフライパンで、ガス・IH両方に対応しています。
PFAS、PFOA、鉛、カドミウム不使用。
食洗機使用可で、180℃までならオーブン調理も可能です。
●ミュンダーエマイル フライパン
MUNDER-EMAIL(ミュンダーエマイル)は元々ドイツのメーカーです。
こちらはホーローのフライパンです。
クラシカルでノスタルジックな感じのフライパンで、台所にあるとバエ(映え)そうですね。
ガス、IH、オーブン 対応可能です。
Yahooショッピング
●グリーパン フライパン
グリーンパンの「メイフラワー」シリーズのフライパン、セラミックです。
取手部分が木製(耐久性の高いホワイトアッシュ使用)なのが特徴です。
ガス/IHどちらにも対応しています。
●グリーンパン フライパン
グリーンパン 26cm ヴェニスプロ セラミック(26cm)
グリーンパンのセラミックのフライパンです。コーティングに「ダイヤモンド粒子」をプラスしています。
IH、オーブン対応(※ガスは対応していないのでご注意ください)
食器洗浄機にも対応しています。
アマゾン
●京セラ セラミックフライパン
京セラ セラミックフライパン 26cm マットグレー CF-26B-WMGY
京セラのセラミックフライパンで「PTFE ・PFOAフリー」です。
中火以下の火加減での使用が必要です。
ガス/IHどちらにも対応可能です。
●ミケランジェロ フライパン
MICHELANGELO(ミケランジェロ)のフタ付きのフライパン。
素材はアルミニウムでPFAS PFOA PTFEフリーです。
8インチ(20cm)とやや小さめですが、夫婦2人なら問題ないでしょう。
ガス・IH、電気コンロ にも対応可能です。
まとめ
この記事は実体験を踏まえ、「フッ素加工じゃないフライパンの探し方」についてと、実際私が良いなと思ってピックアップしたフッ素加工じゃないフライパンの紹介をしました。
また鍋やフライパンの表面加工方法についてもお伝えしました。
なお、コーティングのない「鉄製フライパン」にも関心があり調べてみました。
今回の記事、あなたのお役にたてたら嬉しいです。
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