この記事は、『31歳、夫婦2人、月13万円で、自分らしく暮らす。』を読んだ感想と、読者の評価やレビューをまとめたものです。
本の内容が気になっている方や、実際に読んだ人の意見を知りたい方に向けて、詳しく紹介していきます。
この本は、少ないお金で豊かに暮らすための考え方や工夫を提案する一冊ですが、単なる節約術の紹介ではなく、価値観の見直しやライフスタイルの選び方に焦点を当てています。
やりたくないことを減らしながら、自分らしい生活を築くためのヒントが詰まっています。
特に印象的なのは、著者が家賃補助のある地方の会社に転職し、固定費を抑える工夫をしたことや、最終的に会社を辞めてブログやYouTubeを活用しながら生活している点です。
お金をかけずに楽しむ方法として、旅行や外食を控え、近場での過ごし方を工夫する生活スタイルも特徴的です。

31歳夫婦2人が月13万円でどのように暮らしているのか、そしてその考え方がどんな人に向いているのかを知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
この感想記事を読んで分かること
❷私の感想&共感ポイント(共感できないポイントも)
❸読者の感想・レビュー
❹どんな人に読んで欲しいか
31歳、夫婦2人、月13万円で、自分らしく暮らす。の概要
『31歳、夫婦2人、月13万円で、自分らしく暮らす』は、限られた収入の中で満足度の高い生活を実現するための工夫や考え方を紹介する一冊です。
著者自身の経験をもとに、どのようにお金を使い、何を大切にするかを見つめ直すことで、「少ないお金でも豊かに暮らす方法」を提案しています。
節約だけでなく、ミニマルなライフスタイル、価値観の転換、パートナーとの話し合いの重要性などが描かれており、物質的な豊かさよりも心の充足を重視する人に響く内容です。
特に、これからシンプルな生活を送りたい人、支出を見直したい人にとって実践的なヒントが多く含まれています。
【書籍情報】
・著者名:なにおれ
・出版社:大和出版
・発行:2022年11月14日
・ページ数:192ページ
こちらは目次の引用です。参考になさってください。
第1章:少ないお金で暮らすから、自分らしく生きられる
第2章:生活自給スキルを磨けば、豊かに暮らせる
第3章:やりたくない仕事を辞めると、楽しく暮らせる
第4章:お金を貯めるから、理想が現実になる
31歳、夫婦2人、月13万円で、自分らしく暮らす。の感想
- 31歳、夫婦2人、月13万円で、自分らしく暮らす。:私個人の感想
- 31歳、夫婦2人、月13万円で、自分らしく暮らす。:読者の感想と評価
- 少ないお金で幸せに暮らすためのマインドセット
- この本をおすすめしたい人・向かない人
31歳、夫婦2人、月13万円で、自分らしく暮らす。:私個人の感想
最初にこの本を手に取ったとき、「二人暮らし夫婦(子なし夫婦)の節約術の話かな?」と思いましたが、そうではありませんでした。(この夫婦が将来的に子どもを持つかどうかは本の中では明言されていません。)
また、タイトルからは食費や生活費の具体的な節約テクニックが詰まったノウハウ本かと思いきや、実際には「考え方・マインドセット」に重点を置いた本でした。
こしかし、読み進めるうちに共感できる部分も多く、考えさせられる内容でした。
特に印象的だったのは、家賃などの固定費を抑えるために、地方の家賃補助のある会社へ転職するという著者の行動力です。(この時、著者は結婚しておらず独身でした。)
普通なら「住み慣れた土地を離れるのは不安」「転職して環境が合わなかったらどうしよう」と考えてしまいがちですが、それを実行する決断力と行動力は本当に素晴らしいと感じました。
全く知らない土地への移住というのは、多くの人にとって心理的なハードルが高いはずです。
さらに、「やりたくないことをしないで楽しく暮らす」という目標を持ち、それを叶えるために色々な工夫をしている点も共感できました。
ただ単に我慢して節約したりやせ我慢したりするのではなく、むしろ楽しみながら自分たちのライフスタイルを作り上げ、自分たちに合った生活を追求し、それを実践しているのは素晴らしいなと思いました。
そして、最終的にはその地方の会社も辞め、現在はブログやYouTubeなどを活用しながら好きなことをして暮らしているという点も、まさに理想的な成功例の一つでしょう。
お金を稼ぐために無理をするのではなく、自分がやりたいことを続けながら生計を立てるというスタイルは、多くの人が憧れる生き方ではないでしょうか。
また、著者が同じ価値観を持ったパートナー(奥様)と巡り合ったことも、このライフスタイルの成功の大きな要因のひとつだと思います。

お金の使い方や生活の優先順位が合う相手を見つけるのは簡単なことではありません。それを実現できたのは、非常にラッキーなことだと思いました。
本書の中で描かれる暮らしは、とても質素ながらも丁寧で、夫婦で楽しく生きている様子が伝わってきます。これこそが、究極の豊かさなのではないかと感じました。
無駄なものを削ぎ落とし、本当に大切なものだけを残すことで、精神的にも満たされた暮らしを送ることができるのだということを、この本を通じて改めて考えさせられました。
少ないお金で豊かに暮らすためのヒントがたくさん詰まっているこの本は、単なる節約術ではなく、「自分らしい生き方」を見つめ直すきっかけを与えてくれる一冊でした。
共感できるポイント・共感できなかったポイント
この本の共感できるポイントと共感できなかったポイントについてお伝えします。
共感できるポイント
●少ないお金で暮らせるようになること
無駄な出費を抑えながらも、充実した生活を送るための工夫が参考になりました。節約=我慢ではなく、自分たちにとって必要なものを見極めることが大切だと感じました。
●生活自給スキルを上げる
外部に頼らず、自分たちで工夫しながら生活するスキルを磨くことは、長期的に見ても有益だと思います。
例えば、食費の節約や家のメンテナンスなど、日常生活のスキルが向上すれば、より自由度の高い生き方ができます。。
●幸せに見える他人も、本人の幸せを手にするためにもがいている
どんなに成功しているように見える人でも、実際にはそれぞれが悩みや課題を抱えていることを改めて考えさせられました。
他人と比べるのではなく、自分にとっての幸せを追求することが大切だと実感しました。
●物を買う目的は「より幸せに暮らすため」という点
ただ欲しいから買うのではなく、それが本当に自分の生活や心の豊かさにつながるかを考えて選ぶ、という視点がとても共感できました。シンプルながらも納得できる考え方です。
●80点の人生を目指す
すべてを完璧にしようとするのではなく、「80点の人生」で満足するという考え方には大きく共感しました。
つい100点を目指してしまい、無理をしてストレスを感じることが多いですが、80点で良しとすることで、より気楽に、そして継続的に幸せを感じられるのではないかと思います。
完璧を求めないことで、心の余裕が生まれるという視点は、ぜひ取り入れたいと感じました
最後に、私に刺さった文章を引用しておきます。
他人を助けることが先にあるのではなく、まずは自分自身がなりたい自分になろうと努力することが先です。
なりたい自分に近づくことができれば、自然と他人を助けられるにようになります。
共感できないポイント
●旅行に行かない。その代わり、公園や少し離れた駅で降りて散策するなど。
私は旅行に行くことで気分転換をしたり、ストレスを発散するタイプなので、この点は価値観が違うと感じました。
私は新しい場所に行くことで刺激を受けたり、非日常を味わうことが楽しみなので、「近場で満足する」のは、私にとっては難しそうです。
●レストランに行かない。その代わり手作りで「お家レストラン」を楽しむという点
これも私とは違う価値観です。
確かに自宅で好きな食器を使って食事をするのは素敵なこと。しかし私は、外のレストランの雰囲気や他の人が作った料理を楽しむことがリフレッシュにつながると感じています。

家だけの食事だと、私の場合は飽きてしまいそう。
とはいえ、旅行やレストランでの外食も、自分たちができる範囲(予算内)で楽しむものだと思います。
この2点に関しては、筆者の価値観と私の価値観が少し違うと感じました、どちらが正しいというわけではなく、「価値観の違い」として受け止められる内容ではないかと思います。
31歳、夫婦2人、月13万円で、自分らしく暮らす。:読者の感想と評価
この本を読んだ人達の感想と評価・口コミについてです。
共感と納得の声
多くの読者が、著者の「少ないお金で楽しく豊かに生きる」という考え方に共感しています。特に、無理なく節約しながら充実した生活を送る姿勢に感銘を受けたとの声が多く見られます。
やりたくないことをやらないために、一生懸命考えて、そのためにできることを実行した筆者の、それをわかりやすく整理して解説した本。きっと誰でもできることを、やらない人が多い中やってみた人。考え方としてはとてもシンプル。理想とする自分の生活を考えてそのために行動する、ということを私も真似してやってみようと思う
整理して伝えてくれるのが本当に上手なんだなと思った。とっても読みやすい!
疑問や悩みに対する答えが、「なるほど!そう考えたらいいのか!」って思える。
どういう行動をするかっていうよりも、どんな風に考えると良いかって感じなのかな?
「31歳、夫婦2人、月13万円で、自分らしく暮らす。」読了。
生き方、考え方が好きでツイートやKindle本を参考にさせてもらっている、なにおれ(@lemologue )さんの著書。
紙の本は体系的にまとめられているので、総復習が出来てよき😊
なにおれさんの生き方、考え方が大好きなんだなと再認識🙋♂️ pic.twitter.com/2YOA7c1Zqy
— とらのこ@投資家/ゆるミニマリスト/Voicyリスナー (@toranoko307) August 2, 2023
具体的な実践例の評価
著者が実践する生活自給スキルや、やりたくないことをしないで楽しく暮らす工夫について、具体的な事例が紹介されており、読者からは「自分も取り入れてみたい」との意見が寄せられています。
節約する努力、お金を増やす努力はしてきたことがあるが、少ないお金で楽しく暮らせるようにする努力は不足していた気がする。この視点で何ができるか考えてみたいと思った。
本当の「質素・倹約」を理解でき、貯金癖に変わって、毎月通帳を見てニヤニヤしています。
bookliveより引用
31歳、夫婦2人、月13万円で、自分らしく暮らす。/なにおれ #読了
こういう本って当たり外れがあると思うのですが、これは面白かった!
まず、実は20万の稼ぎがあるけど、7万を貯蓄に回して残りの13万で豊かに暮しましょう…みたいな内容じゃなくて良かった。著者の主張は徹頭徹尾「支出を減らして→ pic.twitter.com/3rSzH5a51T— misa@読書とアニメ (@yom_neru_kuu) February 9, 2024
価値観の違いによる意見
一方で、旅行や外食を控える生活スタイルについては、価値観の違いから共感できないと感じる読者もいます。例えば、「私は旅行や外食でリフレッシュするタイプなので、著者のスタイルには共感できない部分もありました」との感想がありました。
田舎暮らしの人は、図らずとも大体こういう生活をしているので、そんなに目から鱗的な内容ではないかな~というのが率直な感想です。基本的に賃金が安いので、工夫しなければ生きていけない笑。
私は、旅行もしたいし、好きな人とコミュニケーションも取りたいし、この方と同じではないけど、考え方は真似する価値があると思う。
最近本を読むのが好きなので読書記録📖なにおれさんの「31歳、夫婦2人、月13万円で、自分らしく暮らす。」を読んで、物が少ないほど豊かに暮らせるということに共感。一方でジャケットやワンピースを着てお家でディナーをするなら、外食したいと思ったのでそのバランスは本当に人それぞれだと感じた。 pic.twitter.com/BL78pAIH48
— ena (@ena_better) March 26, 2024
全体として多くの読者から支持を受けています。自分らしい生活を追求したいと考える方にとって、参考になる内容が多く含まれていると言えるのではないでしょうか。
少ないお金で幸せに暮らすためのマインドセット
この本では、「お金をたくさん稼ぐこと」ではなく、「少ないお金でも満足できる暮らしをつくること」が大切だと説かれています。
そのためには、節約のノウハウよりも、まずは考え方(マインドセット)を変えることが重要です。
まず、「物を買う目的はより幸せに暮らすため」という視点を持つことが大切です。
欲しいから買うのではなく、それが本当に自分の生活を豊かにするかを考えることで、無駄な支出を減らしつつ、満足度の高い消費ができるようになります。
また、「やりたくないことをしないで楽しく暮らす」という発想も、本書の重要なポイントです。
多くの人は収入を増やすために嫌な仕事を我慢しがちですが、著者はそれとは逆に、少ない収入でも楽しく生きる方法を工夫することを選びました。この姿勢は、無理に頑張らなくても幸せに暮らせるヒントを与えてくれます。
さらに、「80点の人生を目指す」という考え方も印象的です。
完璧を求めすぎると、ストレスや不満が増えてしまいますが、80点で満足することで、心の余裕が生まれます。お金や生活のすべてを完璧にしようとするのではなく、自分にとってちょうどいいバランスを見つけることが、幸せに暮らす秘訣だと感じました。
このように、この本は「少ないお金でも豊かに生きるための考え方」を示しており、お金に縛られずに幸せを追求したい人にとって、多くの学びがある一冊です。
この本をおすすめしたい人・向かない人
●この本をおすすめしたい人
- お金に縛られず、自分らしい生活を送りたい人
- 節約だけでなく、価値観を見直したい人
- ミニマルな暮らしやシンプルライフに興味がある人
- 仕事や生き方を見つめ直したい人
●この本をおすすめしない人
- 具体的な節約ノウハウを求めている人
- 旅行や外食など、経験にお金を使うことが好きな人
- 都会的なライフスタイルを重視する人

この本は、上記のような人には合わないかもしれません。
【まとめ】31歳、夫婦2人、月13万円で、自分らしく暮らす。のポイントまとめ
『31歳、夫婦2人、月13万円で、自分らしく暮らす。』の感想についてまとめます。
⦿少ないお金でも満足度の高い生活を送るための考え方を紹介している。
⦿節約ノウハウではなく、マインドセットや価値観の転換がテーマの本である。
⦿著者は家賃補助のある地方の会社に転職し、支出を抑える工夫をした。
⦿「やりたくないことをしないで楽しく暮らす」ことを実践している。
⦿現在はブログやYouTubeを活用しながら、自分らしい生活を続けている。
⦿夫婦で価値観を共有し、シンプルで丁寧な暮らしを楽しんでいる。
⦿80点の人生を目指し、完璧を求めず心の余裕を大切にしている。
⦿旅行や外食を控え、近場での楽しみ方を工夫する生活スタイルを取っている。
⦿「物を買う目的はより幸せに暮らすため」とする考え方が印象的である。
⦿読者の評価は高く、特にライフスタイルの参考になると好評である。
⦿一方で、具体的な節約術を求める人や都会的な生活を好む人には向かない。
⦿お金に縛られず、自分らしく生きたい人にとって多くの学びがある一冊である。

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